旭山動物園延長・坂東元のプロフィール・経歴
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旭山動物園延長・坂東元のプロフィール・経歴

入場者が動物本来の姿をみることができる
「行動展示」を採用し、同園を全国有数の動物園にした坂東氏。

いったいどのような人物なのか?

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プロフィール

坂東元(ばんどう・げん)

1964年2月25日、旭川生まれ。

84年酪農学園大学獣医学部獣医学科卒業後、
86年に獣医として旭山動物園に入園。

飼育展示係長を経て、2004年副園長となり、2009年から現職。


入園のきっかけ

牛などの大きな動物の臨床医を目指していたが、
試験に合格できずに断念。

その頃先々代の延長が亡くなり、一人募集があったので、旭山に入園。

しかし入園当初は動物園が好きではなかったという。

理由は、動物を閉じ込めているようでいやだったから。


そんな時に、旭山へヒグマの子供がやってくる。

一週間もすれば、子犬のようになついてくれるだろうと
思っていた坂東だが、ヒグマは一向にそのような気配は見せなかった。

自分が見ていると一切食事を取らないのに、
自分がいなくなると、きちんと食べている。

この一件によって、野生動物には彼ら独自の価値観があり、
それは自分たちとは違っていることを痛感した。


行動展示の着想にいたったわけ

95年に旭山動物園は閉園の危機を迎える。

感染症でゴリラを亡くし、感染の予防のために営業停止。

さらには、建物の老朽化も進み、特にライオンのいる施設とサル山がひどく、
立て替えなければ、ライオンもサルもいなくなってしまう状態に。


そんな折、ライオンなどのいる猛獣館の建て替えが決定。

建て替え後に、寝ているヒョウに退屈した入場者が
檻に石を投げ入れるという心無い行為が頻発。

自分のペットに対しては絶対にしないような行為を、
見世物にとして動物を見に来ているので、そのようにしてしまう。

何か共感できるものがあれば、
そのようなことがなくなるのではないかと思いつき、

同じ寝ているにしても、ヒョウが本来寝ている姿で
寝かせてあげられれば、入場者も満足してくれるのではと、
思ったのが始まり。

考えついたのが、ヒョウは本来は高いところにいるので、
高い空間で観てもらうこと。

それだけで、来場者の反応は大きく違った。


この行動展示をすることによって、
旭山動物園は大きく変わっていった。

成功した動物園として、
メディアに大きく取り上げられ、
その分来場者数も大きく膨らんだ。

これからも、動物の尊厳を大切にした、
旭山動物園らしい、経営を続けていってほしい。



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コメント 3

さとうたかお

鹿の駆除対策について
by さとうたかお (2014-04-15 18:56) 

さとうたかお

今日のテレビで坂東先生の気持ちとても理解できました。
殺さずに生態捕獲が簡単に出来る方法があります。
by さとうたかお (2014-04-15 19:01) 

田中誠一

JICAのシニアボランティアとしてサモアに来ています。このブログをまだ見ていらっしゃるか解りませんが、連絡方法が解りませんので利用させていただきます。
カバの水槽の掃除についてマイクロバブルを使っていると聞いています。これについてお知らせいただけませんか?

tanakas@epc.ws
by 田中誠一 (2014-05-08 05:34) 

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